hasihiro25のつぶやき

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ガラパゴス化と国際競争力

自虐的なメタファー「ガラパゴス化」を考える
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1266373&media_id=34
 
■ドコモ、SIMロック解除へ…11年4月以降
(読売新聞 - 07月06日 14:37)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1266696&media_id=20
 
 
 
 
 
国際競争力については、
7月5日放送のたけしのTVタックルの議論を参考にします)
 
ちょっとタイトルと関係ない話題にも触れます。
 
 
SIMロック解除は(今日現在)スタッフ周知がされていないので、
本当に公式発表か私は眉唾だと思っています。
 
 
 
 
 
 
日本の携帯電話は、
ユーザーがほとんど使わないような機能までどんどん上乗せして
結果、端末代金が高くなったと言われて久しいです。
 
SIMロックも、ガラパゴス化の象徴の一つかもしれませんね。
 
 
ようやくこの夏モデルになって、
おサイフケータイもなくカメラライトもないN-06Bなど
実売価格4万円以下の機種が2つほど出ています。
 
 
メーカーはメーカーで、「何か新しいものを作らなくては」と
なかば強迫観念的になっているのではないか、と思います。

(メーカーもアンケート結果をもとにニーズ掘り起こしして
機能開発をするわけですが、
そのアンケート結果もどれほど実在のユーザを投影しているものか…)
 
 

 
機能の良し悪しは置いておいて、
ガラパゴスということについて考えたいと思います。
 
 
そもそもの疑問なんですが…
 
ガラパゴスって、本当に悪い事なの?
それと、本当に国際的に1位を取らなくちゃいけないの??
 
 
 
 
「1位じゃなきゃいけないんですか?」と
事業仕分けで連舫議員が発言したところ
バッシングされていましたが、
(もちろん上昇志向の開発者たちの心は踏みにじるかもしれませんが)
 
これだけ多くの国が存在していて、
持続可能な文化と言うのも存在できるかどうか分からない現代において、
そんな簡単に1位なんてとれるものじゃないでしょう??
 
1位じゃなきゃシェアが低いのは分かりますが、
1位じゃなくても、必ずしも国際路線じゃなくても、
 
独自路線として生きていく文化・経済だってあっていいじゃないか、と
私は思うのであります。
 
 
それに文化だって経済だって、一元化されて多様性が無いことほど
共倒れした時の危機は計り知れないのです。
 
世論は世論で大事でしょうけれど、
かつては「方言をなくそう」と国策で動いてみたり、
今は「方言を大事にしよう」と地域運動がおこったり、
時代の潮流や、反対に揺り戻しなどで色々な意見がでます。
毎回毎回、全部の意見には耳を傾けてなんていられないでしょう。

(ちなみに、東南アジアでは現在
地方ごとの英語方言をなくそうという動きがあるようです)
 
 
 
 
私はガラパゴスが悪いことだとは思いません。
外国人のアンケート(めざましテレビ)では、
「日本人ってメールうつの早いよね」
「日本人って、しょっちゅうケータイばっかり弄(いじ)っている」
 
とも言われましたが、
「防水ケータイは良いよね」との評価だってありました。
 
 
いまさら日本人が、
ノキアモトローラの携帯を主流に使えますか????
無理です!
 
 
 
国際競争力も兼ねて考える上で大事なのは、
ガラパゴス化が全部悪いこと」なのではなくて、
「自分たちの主流と世界の潮流が違う事を認識すること」ではないでしょうか。
 
そのうえで、
海外向けの端末は、海外仕様に開発するのか
はたまた日本文化を売り込んで開拓していくのか、
その辺りは各企業の手腕と戦略次第じゃないでしょうか?
 
フィリピンだったかな?
つい最近、ドコモ提携会社が「iチャネル」に相当する
サービスを開始したのだとか。
これだって、日本からの提案ですよ!
 
 
 
 
さて、国際競争力についてですが、
昨日のテレビタックルで少し目から鱗でした。
 
国民背番号式を導入して、税金払っていない人を減らそう
 
という話題もあったんですが、
その前に
<現在の歳入不足は、法人税率を下げたからだ>
という話題が出ました。
 
 
私も常に答えの出なかった話題ですが、
「日本は、海外より法人税率が高い。だから国際競争力が低い」
法人税を下げたら、海外流出は減るが歳入も下がる」
 
というジレンマに陥っているように思います。
 
 
今回の参議院選挙でも消費税が争点ですが、
法人税については下げるということで多くの党が主張するようです。
 
 
 
 
 
ちょっと待った!
 
 
昨日の番組討論からすれば、
この法人税のジレンマこそウソなんだ!!!!
 
と言われたのに驚きました。
 
日本の国際競争力が1位だった1990年
歳入は60億円 歳出は69億円。
(1999年でも赤字は100兆円だけだったんですが現在825兆円)
 
1990年当時は、法人税は今より高い40%
(実質税率とか、そういう話は分かりませんが)
 
 
法人税国際競争力に相関関係なんて、ホントにあるの?!
どんどん疑わしくなってきました。
 
それよりも、消費がすこぶる良くなれば
法人税を上げ、かつ納税者背番号制などで漏れの無いようにすれば
税収は上げられるのではないか、と。
 
(今の若い人たちは、無茶をせず自分の範囲を先に決めてしまっている。消費志向が低いとも言われました)
 
 
国際競争力が落ちたのはガラパゴス化のせいとも言われたりしますが、
日本の独自路線やオリジナリティが無かったら、
それこそ世界でも埋もれてしまう&簡単に乗っ取られてしまうと
思うのです。
 
ガラパゴスならガラパゴスなりに、
国際的な戦い方や内政のやり方はあるはずです。
 
それを考えていくことこそ、
ケータイに限らず内政と外交を成熟させることではないでしょうか?