hasihiro25のつぶやき

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子育て〜この子がここまで育ったんなら、もう大丈夫だ/タッチハンガー

 
平日朝のAMラジオ<武田鉄也の今朝の三枚おろし>
 
 
 
俳優の武田鉄也さんが、読んだ文献を噛み砕いて紹介してくれる番組だ。
 
光市母子殺害事件についての話は心が奮えまくったし、
作詞家の阿久悠さんの話は色々な歌の事情が見えて面白かったし、
環境問題はCO2が犯人じゃなく太陽のせいだという論も聞けたし、
人間の体はバイオコンピュータであり脳が全ての中枢ではないという論もあった。
ナチスに対して、ワルシャワで市民を救った動物園の話と言うのは驚きの話であった。
子育て支援」より「子作り支援」をしろ、と下ネタも交えてマジメな話もある。
 
 
 
さて、<オニババ化する女たち>という文献を数週間前に紹介していた。
 
著者は、三砂ちづる(みさごちづる)さん。
 
 
 
過激な内容もあるらしくて、
「女性にも、愛人という生き方があるのではないか」という話もあるのだとか。
 
子どもを産み育てる、という天分を全うできるならば
結婚という制度・妻と言う制度にこだわらなくても良いのではないか、と。
 
子育て支援金については、私は正直賛否を決めかねている。
子ども育成は大切だが、
「税金を使って<子どもを産め>と、まるで子供を産む道具みたいな施策だ」と
反発している女性もいらっしゃるので、私も意見を決めかねている)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
タッチハンガー………Touch Hunger(愛撫に飢えた人々)
 
日本人は、肌が触れ合うということが無くなっているのではないか、という。
 
アフリカの母親は、赤ん坊に おしめをつけずに<おんぶ>するのだという。
昔の日本もそうだったらしいが、
おしめを着けずにおんぶしていて、母親は子どもの尿意を肌で分かるという。
 
飛行機に乗っていても、日本人ほど頻繁にトイレに行く民族はいないそうだ。
<おしめ>が、諸悪の根源だという。

(最近は<過活動膀胱>という単語を聞くようになりました。
 私は、どちらかというと<過敏性腸症候群>だったかな、学生時代は。)
 
 
 
 
 
 
 
 
子育てについては、こんな話も紹介されているのだとか。
 
<ある東北地方で、子どもを3人連れている母親に
あるオジサンがすれ違った時のこと。
 
オジサンは、
「立派に子ども育ててるなぁ〜。そこまで大きく育ったんならもう大丈夫だ。
よくここまで頑張ったなぁ〜。もうここまで育ったら大丈夫だ」と、
東北弁で語りかけてきたのだという。
 
すると、母親はボロボロ泣き出してしまったという>
 
 
 
私は子どもがいないので分からないが、
母親の置かれているプレッシャーというのは並々ならぬものがあるらしい。
 
武田鉄也さんも、この話の真似をして
知人の子連れの女性に
「よくここまで子どもを育てたなぁ。
もう5歳なら、これからは楽になるよ。もう大丈夫!もう大丈夫だ」
と声をかけたら、
やっぱりその女性もボロボロ泣いてしまったのだという。
 
 
 
 
先日ある友人と話をしていたが、
やっぱり母親というのは大変なんだという。
 
私は男だから、ついつい男側の立場に立ってしまいやすい。
 
男と言うのは、
ついつい仕事を言い訳にしたり(仕事のできない人間ほど言い訳にしやすい)
家庭の中でふと居場所がなく酒に逃げてしまったり
ゲームや友人との遊びを優先してしまったり、
子育てに参加していない事に罪悪感を感じつつも…一歩踏み出せなかったり、
いざ一歩踏み出そうとしても、やっぱり子育てとか責任を追うのが面倒だと思ったり、
 
そうこうしているうちに、
好き合って一緒になったはずの夫婦が
いつの間にか亀裂が入り、
子どもが大きくなったころには疎遠な夫婦になってしまう。
 
そんなところがあるんだと、ある男性からの話を聞いた。
 
(私もそうだが、結局男と言うのは
女性に何か言われれば言われるほど逃げたくなるものじゃないか、と。)
 
 
 
 
 
 
肌を触れ合う、ということが乏しいタッチハンガーな日本人は
より一層 人との距離が乖離しやすい民族なのかもしれない。
 
 
私も人とのコミュニケーションが苦手な人間だ。
未成熟な人間だと思う。
文章でしか、偉そうなことを書けない人間だと思う。
 
 
肌で直接触れる、心に触れる=Touchする。
もちろん日本人には日本人らしさがあると思うが
 
子どもという<肌で触れることが何より重要な存在>がいるうちに
夫婦の肌と肌の距離、心と心の距離を縮められたらどれだけ素晴らしいだろうと、
私は素直にそう思った。
 
 
子どもが小さいうちは、夜泣き・おむつ替え・遊びに外出もできない
そんな状態でも、きちんと子どもを育てている母親というのは凄く偉いと思う。
 
 
そんな中、父親がピコピコとゲームかパチンコばかりしていたら、
「こんなはずじゃなかったのに…」
「なんでこの人は子育てに参加してくれないのだろう」
「私の人生って、いったい何なんだろう?」
と、母親である妻はきっと、
人には言い知れぬほどの鬱々とした気持ちになってしまうのではないだろうか?
 
 
 
 
身の回りで実例があったわけではないけれど、
色々と話を聞いているうちに、
自分は<そんなダメな父親になってしまうのではないか>と
恐怖に心を支配されてしまったので
今回は タッチハンガーの話題を交えて文章にしてみました。
 
自分も、いつか父親になるのなら一歩前へ踏み出す勇気を。
 
 
 
「ここまで育てたんなら、もう大丈夫だね!」
と、人に対して自信を持って言ってあげられるような人間に
まずは自分がならなくてはいけないのかな、とそう思った。