子供にも毒を与えよ!
小林よしのり『ゴーマニズム宣言』で、
「言葉狩り」
について書かれていたことがあった。
個々の文章で、一個一個出てきた単語に
過剰に反応して批判を繰り返すな! ということなのだそうだ。
健全な子供に育てるためには、
美辞麗句ばかり教えるのではなく 毒のある表現も含んだ現実を教えるべきだ、と。
実は、アメリカの映画倫理審査委員会で
「たばこを吸うシーンを禁止にするべきだ」 という意見が出ているそうだ。
(マフィアが、煙草を吸わずアメを舐めるのか? という感じでバカにされていた)
言葉は関係ないが、
アメリカで、 「横断歩道、道路でイヤホンを耳に入れて音楽を聞く行為に罰金を科す」という議員意見が出て
すぐさま批判の的となった。
日本では、割とその話は 「やってもいいんじゃないか」的な論調も、
街頭インタビューでちらほら出ていたが…
今朝のニュース
「DEATH NOTE」が子供に悪影響を与えるとして、中国では禁止になりそう。
(海賊版が出回っているが……子供に報復が正当だと教えてしまう、と)
(戦争についてなど、まるで報復の如く批判を言っているのは誰だろうか……環境問題で日本の力が必要になり、
ここ最近の中国は、靖国問題などでも言い方が控えめになってきている)
それを言えば以前、
韓国では 「セーラームーンは、一人の悪者に対して集団で戦う…集団暴力を助長する」
として放映禁止になり、
それが逆に、PTAから「子供たちのセーラームーンを返して!」という大批判を生んだ。
(世界でも人気の「ドラゴンボール」はどうなる?! すごい暴力じゃん
ヨーロッパのゲームショップにすらソフトが置いてあったが)
国会運営や政治が 国民の手から離れるのは、
「政治って、くだらない」と思われている というのも大きい。
柳沢大臣の「生む機械」発言は問題だが、
それを何日も延々と議論していたり、
(職場の男女とも、「確かに問題発言だけど、考えの古い人なんだからしょうがないじゃん」が多くの論調だった)
政治家が「ナントカ還元水」で光熱費に数百万円を経費で使っていたり、領収書添付を嫌がっていたり、
そう、子供全員を一等賞にしているどころじゃない!
大人の世界には、毒があふれかえっているのだ!!