価値観の変遷は可能か?
価値観を変えることは絶対可能だが、
それが国の仕組みとして動き出すのかどうかは、
また別問題。
<パラダイムシフト>
価値観を変える必要がある時に言われる言葉だが、
今朝のとくだねの冒頭挨拶を見ての感想。
子供の人数が全人口の13.6%
小倉さんが子供の頃は35%あったはずの数字が、
一気に人口が減っているという。
前回、友人との対談にもあったが、
「人口が減るのが必然ならば、
『人口減少を食い止める』よりは、
『人口が減ることを前提とした社会づくり』が不可欠ではないか?」
という言葉を思い出す。
昨日の<たけしのTVタックル>では、
港湾に集中投資した韓国や中国に抜かされ、
日本の港は「悪平等」の下で国際社会に抜かされてきたとのこと。
私が考えているのは、
これからの社会は
GDPではなく、<一人当たりGDP>を大切にした社会づくりを
すべきではないかという事だ。
総人口が減れば、絶対国力は減るんだから、
GDPが中国にかなわないし、韓国に抜かされることもある。
総人口が減れば、次に出てくるのは
<移民政策>という問題だ。
現に、インドネシアから介護士を多く導入しているとも聞く。
人口が多ければ環境問題や食糧問題も起きるが、
人口が減ることによって国力不足などが引き起こされる。
常に両面を見ながら、政治は動かなければならない。
ただでさえ、
不景気・年金問題・将来不安・温暖化問題・少子化・財政赤字・国際競争力不足
様々な問題を抱えている。
従来の価値観である
<地元にも均衡ある発展を>
<GDPを大きくする>
というパラダイムをシフトさせ、
・地元は地元でも賄える社会。
・地元と都会の格差は受け入れつつ、両者が納得する社会づくり。
・GDPの総額よりも、一人当たりGDPを重視する社会
という社会に変遷させることは可能だろうか?
ETC1000円で大変な混雑の日本。
善光寺も前回の御開帳をはるかに上回る来客。
日本の将来不安の裏返しでもあるニュースだろう。
日本が良い方向に動くパラダイムシフトが望まれる。