映画……大いなる陰謀
原題は、「Lions for Lambs」だ。
ネット辞書で調べたが、Lambsがよく意味が分からず……
アメリカ在住の日本人の方のブログレビューを見つけたが、
「民主党の視点からの映画だから、大統領選前に見ないと意味ないのでは?」
との指摘がされていた。
映画は、ドラマというよりは
大学の講義資料として使える内容だと思う。
現代のアメリカ政治の実情について、
議員の視点・リポーターの視点・現地の兵士・大学の教授と生徒の視点から討論が続く。
「結局、共和党議員は現地の兵士の実情を知らない」
「裕福な大学生が生活を謳歌し、
貧困地域の青年たちが命を張って 裕福な層を守るという構図になっている。
ライオンが羊に引かれているような姿だ」
「結局、我々は何をしているのか」
(政治学を教える教授には何の政治決定権はなく、
その政治学を学ぶ学生にも、学習する意義が何もない)
1回見ただけでは、渦巻くように起こる討論の内容についていけない。
我々は、世界の政治に対して 自分の生き方に対して、
どうするべきなのか??
この映画は、真剣に考える者に対して
考える材料を投げかけてくる映画だ。
それがプロパガンダであろうが何だろうが、
考える材料になるのは間違いない。
「大いなる陰謀」というタイトルをつけた意図が、未だに理解できないが……