売り上げの話 〜新聞記事から〜
以前にも、mixiニュースの「本屋が潰れていく実情」の話を上げたが、
もう少し詳細を。
「01年は2万939店あったが、
08年1月には1万6512店まで減少(アルメディア調査)。毎年600店程度が消滅しているという」
という文がある。
「セブン―イレブンの雑誌・書籍・新聞の売上額は1430億円(07年度)に達し、
日本一の冊数を売る書店、紀伊国屋書店の売上額(1173億円)を軽く上回る。」
そこまで違いが出てきているのか………
さて、内需よりも外貨頼みだと言われている日本経済。
為替の変動によって、大企業の利益が全く変わってしまうという。
これはテレビ東京の番組で紹介されていた資料なのだが……
「為替が10円下がると……
ソニーは600億円減益になる。
トヨタは3500億円減益になる」という。
世界的にレアメタルの枯渇になり、携帯電話も旧端末の回収に前よりも力を入れるようになった。
しかし、ここにきて
既存の廃棄製品からレアメタルを回収する技術が効率アップしたことで、
レアメタル価格が、少しずつ下がり始めている報道もある。
そうすると、必ずしも価格下落を望んでいない勢力もあるわけで……
環境に対して「良い」とされる技術でも、それが社会にとって「良い」技術であるとは限らない……
(バイオマス燃料が、かえって小麦やトウモロコシの価格を高騰させ、食糧不足に拍車をかけたように…)
(米支援をしても、援助された国は米を食料として使わず、
かえって「もらいもの」である米の転売益に頼るようになり
地元農業が崩壊していく……という話を聞いたこともある)
売上から話が大きくそれてしまったが、
目の前の売上だけでなく、広い視野・長い目で「売上」というものを把握しなくては
単に為替の変動が「旅行しやすくなる」程度で済まないのだということを考えさせられた。