映画……ベオウルフ
ファンタジーは本来、生臭いもの。
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『英雄』は、嘘と誇張で自らの功績を作り上げ、
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『豪傑』(ごうけつ)は、力で他者の財産と女を奪い取り、
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『王』は、何人もの女をはべらして
かつての活躍をひけらかし酒に溺れる。
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そこには、子供向けファンタジーゲームのような
『正義』『勧善懲悪』は無い……
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この『ベオウルフ』も、血生臭さ、泥臭さをキッチリ表現してくる。
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場所は6世紀のデンマーク
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グレンデルの凶行の動機は分かりやすかった。
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映画の冒頭から、怖いシーンおぞましいシーンが満載で、気持ち悪くなってしまった……
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そして、後半の竜の虐殺も、何となく動機は分かる気がする……
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しかし、最後まで
『あの女』の目的が分からない……
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奴は一体何をしたかったのか……
(子供が欲しかった………というところまでは分かる)
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役者が演技に出ずにCGで作り上げている……ということでワイドショーでも宣伝されただけに、
竜と戦うシーンは迫力モノだった。
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前半が相当気持ち悪かった分
『これぞファンタジー』と思わせてくれた