鯨と共に暗礁に乗り上げる
………素人ながら、
政治力学を考えた話。
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数日前、鯨の捕獲について国際会議で日本は孤立したようだ。
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日本は捕鯨を主張
国際世論は、環境保護の観点から捕鯨反対………
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環境問題で京都会議の議長国である日本が、環境破壊に荷担するのか?……
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……いやいや、日本の学者は『いまや鯨は増えすぎた』と言うのか……
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はたまた、これは意図的な、あるいは無知なジャパンバッシングなのか……
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私は科学者でないので真相は分からない。
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たとえ世界がCO2の倍増を自主的に推奨するような時代があったとしても
日本だけは科学的根拠をもって環境保護を訴えるべきだ…………と思っていた。
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それこそ、小林よりのりが言うように
『死刑宣告されても地動説を唱え続けたガリレオのように
【それでも地球は回っている】と言い続けなければならない!』
という心境だ……………
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さて、鯨の件はどうだろう?
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原因不明に大きな鯨が浜に打ち上げられる事が頻発するように、
会議も暗礁に乗り上げた………
(鯨は、水がないと自らの重みを支えきれず、次々に骨折するという)
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鯨の食料的価値は分からない。そもそも私の世代では食べたことがない。
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日本は、国際会議の脱退すら厭わないらしい……
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……………そこまで鯨にこだわる必要があるのか?……なぜ?
(弱腰外交と言われる日本が何故?)
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ここで思うのが、
重要なのは『鯨が増えたかどうか』という科学的事実よりも
日本が国際社会で孤立するという事実だ。
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たとえ科学的事実がどうあれ、
日本は孤立した。
世界に環境破壊のイメージを与えた。
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…………たとえ日本人が、京都議定書に加盟しないアメリカを非難しても
説得力を持たれないのではないか
(説得力は『持つもの』ではなく『持たれるもの』ではないか?判断基準は相手にあるのだから)
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脱退…………
モー娘。の芸能ニュースで済む話ではない。
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松岡洋右(まつおかようすけ)が国際連盟から脱退し日本が孤立し
第二次世界大戦に突入したとき
日本の人々は大喝采だったそうだ。……
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しかし、国際社会での孤立がいかなる事になるか…………
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科学的事実にかかわらず
日本は孤立へ向かった。
……その先にあるものは何だろうか?