「迷わない男」が迷ったとき

先日も、夜中に
「しょこたんに、最高のいちごショートケーキを作る」というパティシエ対決があった。
　
なぜ少女漫画風のナレーション？
３人のうち、一人だけ迷わず決断するパティシエがいた。
　
私はウジウジする人間だけに、迷わず決断する姿というのは憧れでもある。
　
　
　
でも、そんな男が真剣に取り組んでいる中で迷いが出てくる。
大人になって、「迷わない男」以上に、「普段迷わない男が、真剣に迷っている」というのが
心を揺さぶるくらい共感と感動を与えてくれる存在になった。
　
　
　
　
ドラゴンボールで、ベジータが初めて18号と対決したとき
「言っておくが、俺は女だからといって容赦はせんぞ！
　（といっても、からくり人形だ。　女じゃないか……）」
　　
と言い切るくらい冷酷なまでに迷いのない男も、最近は良いんじゃないかと思えてきた。

　
　
　
　
私の愛読雑誌（少女が出てくる、オタク向け作品が多い…）に、
「闇に恋したひつじちゃん」という漫画がある。
　
　
魔女に家族を殺された男。
魔女に復讐するために、迷わないで突き進む男…。
　
「たとえ同胞が自爆して復讐しようとしても、
復讐者であるそいつが本望なら、俺は迷わず後押しする。　自爆を止めたりしない！」
　
と言いきっていた男が、
いざ本当に仲間の死にゆく姿を見たときに、迷いが生じ……
　
　
　
　
迷わない男というのは、自分の生き様に自信を持っているから。
私は、どうなんだろうか………