全入時代のマジメ化、は本物か
今朝の日経新聞1面
…
…
…
大学生は遊びに夢中で「大学レジャーランド化」と言われているが、近年はそうではない……
…
…
…
そんな記事だ。
学生が自ら出欠席をきちんと取るよう教授に要求したり、
補講を要求したりしているらしい。
…
…
大学は、一部の人間だけの場ではなくなり、全生徒が入学できる「全入時代」に入ったという
…
…
…
…
果たして、学生のマジメ化は本物だろうか?
(母校でも、やはり遊んでいる人や、
バイトに明け暮れている人も多いので、
にわかには信じがたい)
…
…
…
記事にも指摘があるように、
就職難の不安を払拭したい、という動機……
しょせん受け身、面倒を見てもらっているに過ぎない……
学生の関心は講義の枠内にとどまり、自主的学習意欲は無い……
…
…
という。
…
…
…
私は、常々旧友と討論してきた。
…
…
自分が学生自治会長をやったことには、意味や成果があったのか?
委員会に、意味があったのか?
…
受験に役立つことだけを覚えてきて、教養が足りない
…
大学に行く意味はあったのか?
「全入時代」と言いながらも、私の同僚は高卒の派遣社員も多数いる……
(先に社会に出ていた同い年の人の方が、大人だったりする)
…
…
大学や学問とは何なのか?
プラグマティズム(実学主義)の私と学問追求の友人とでは、必ず議論が絶えない問題だ…
…
…
…
学力不安や自主性の議論も大事だが、
学問を習う意義なり面白さなりを伝えないと、
大学に入る意味は薄れ、か細い人間の量産になってしまう。
…
…
それは、「レジャーランド化」でも「マジメ化」でも、
どちらにも言えることだ
…
…